[2016.11.9]三宮正満 平井千絵/ヴィダーケア デュオ・ソナタ

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ヴィダーケア:デュオ・ソナタ 第1番 ホ短調、第2番 ハ長調、第3番 ヘ長調

収録:2016年3月15-17日 所沢市民文化センター ミューズ キューブホール

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定価¥2,700+税

日本を代表するバロック・オーボエ&クラシカル・オーボエ奏者の一人、三宮正満の最新アルバムです。
今作ではヴィダーケアのオーボエ・ソナタを取り上げました。ジャック・クリスティアン・ミシェル・ヴィダーケア(1759~1823)はフランス革命期、激動のパリで活躍した作曲家です。革命直後、これまで音楽家の有力な擁護者だった貴族たちは没落し、環境は激変しましたが、ナポレオンの王政復古と共に再び華やかなサロン文化が復興し、ヴィダーケアは大変な人気を博していました。この時代は楽器の開発が進んだ時期でもあり、オーボエもキーシステムを含め多くの変更が加えられ、現代の楽器の原型ができました。
今作で三宮が吹分ける2種の楽器は、この時代に作成されたオリジナル楽器で、楽器の機能、音色共にヴィダーケアを演奏するに相応しいものです。作曲当時の楽器で演奏するという事は、相応な技術的な困難を伴うものですが、三宮の演奏はあくまで伸びやかで、聴く者がそれを意識する事はありません。平井の闊達な演奏もあり、パリの華やかな雰囲気が蘇ります。
名手の演奏で隠れた名曲を再発見する喜びにあふれたアルバムです。

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photo:Atsushi Yokota

三宮正満(ロマンティーク・オーボエ)
中学時代、バロック・オーボエのサウンドに魅了され、本間正史氏に師事。その後、モダン・オーボエを本間正史、吉成行蔵、蠣崎耕三の各氏に師事。95年、武蔵野音楽大学卒業。在学中より演奏活動を始め、数々のオーケストラで演奏。バロック&クラシカル・オーボエプレーヤーとして、ソロ、室内楽、オーケストラを中心に活動。アンサンブル「ラ・フォンテーヌ」のメンバーとして97年、古楽コンクール(山梨)最高位、2000年、ブルージュ国際古楽コンクール第二位受賞。96年より鈴木雅明指揮の「バッハ・コレギウム・ジャパン」--J. S.バッハ=教会カンタータ全曲レコーディングプロジェクトに参加し、数々のオーボエ・オブリガートを演奏。以後ヨーロッパ諸国をはじめ各国のツアーにも参加。01年「オーケストラ・シンポシオン」とルブランのオーボエ協奏曲を2keyのクラシカルオーボエで本邦初演。同年サイトウキネンフェスティバルのバッハプログラムにソリストとして招かれ、ブランデンブルグ協奏曲や管弦楽組曲の公演やCD録音に参加。03年バロック時代の代表的な作曲家によるオーボエ作品集「ヴィルトゥオーソ・オーボエ」をアントレ社からリリース。04年「アンサンブル・ヴィンサント」を結成し各地の音楽祭で演奏、2007年CDをアルケミスタ・レコードよりリリース。同年、ジョルディ・サヴァール指揮の「ル・コンセール・ド・ナシオン」に首席奏者として参加し好評を得た。
2008年より田村次男氏と共に楽器製作を始める。ライプツィヒの名工アイヒィントプフ作のオーボエを復元し、国内外で演奏されている。近年は、韓国ソウル大学でのマスターコースをはじめ、年間3 〜4回招聘され、ソウルの古楽オーケストラと共演している。また、2012 年度に東北学院大学でおこなわれたレクチャーコンサート「時代の音」に講師として招かれ、オーボエや吹奏楽の歴史などの実演を交えた講演内容は好評を博した。NHK-FM「名曲リサイタル」やNHK- BS「クラシック倶楽部」等に出演。録音も数多く100枚近いCDに参加している。現在「バッハ・コレギウム・ジャパン」「クラシカル・プレイヤーズ・東京」及び「オーケストラ・シンポシオン」首席オーボエ奏者、「ラ・フォンテーヌ」他メンバー 東京藝術大学古楽科講師。「アンサンブル・ヴィンサント」主宰。

平井千絵(フォルテピアノ)
桐朋学園大学ピアノ科在学中に、故小島芳子氏の演奏を通じてフォルテピアノと出会い、卒業後同氏に師事。その後、オランダのデン・ハーグ王立音楽院古楽器科へ留学し、スタンリー・ホッホランド氏に師事して修士課程を栄誉賞付き首席で卒業、ニコライ賞を授与される。在学中、アンドレアス・シュタイアー氏より推薦され、同氏のマスタークラスに特別奨学生として参加。オランダを拠点に各地の音楽祭にソリストとして、また室内楽奏者として出演。2006年に結成したスタンリー・ホッホランド氏とのフォルテピアノ連弾デュオは、フィンチコックスコレクション(イギリス)など、ヨーロッパ各地から招かれている。日本国内においては鈴木秀美氏(チェロ)とのデュオや室内楽演奏で脚光を浴び、ソロ・コンサートも多数。2011年4月からは銀座・王子ホールで『ぴあのの部屋』と題したシリーズがスタートし、女性作曲家による作品をプログラムに並べるなど、新鮮な視点で古典派時代の音楽を紹介している。レパートリーは、18世紀に活躍したバッハ・ファミリーからハイドン、モーツァルト、そしてベートーヴェンを経て19世紀前半のシューベルトやショパンなど、「フォルテピアノの黄金期」と言える古典派~前期ロマン派時代の作品。加えてギタリストの鈴木大介氏(19世紀ギター)と共演するなど、新しいレパートリーの拡大にも意欲的に取り組んでいる。鈴木秀美氏とのCD『メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品集』『ショパン:チェロとピアノのための作品集』(以上ソニー=BMG)は多くのメディアで注目された。その後も唐澤まゆこ氏(ソプラノ)との『アート・オブ・マリー・アントワネット』(フォンテック)、初のソロCDであるショパンとグリンカの作品集『1840』(アクースティカ)をリリースしている。 進行中のモーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲録音(フォンテック)第1弾は、レコード芸術誌特選盤に、第2弾は準特選盤、第3弾、第4弾は特選盤に選ばれた。

三宮正満&平井千絵の1stアルバム「19世紀パリのオーボエ作品集」詳細はこちら