2016年8月アーカイブ

FOCD9725.jpg
シューマン:交響曲 第4番
J.シュトラウス II:皇帝円舞曲
R.シュトラウス:「ツァラトゥストラはかく語りき」
マックス・ポンマー 指揮
札幌交響楽団
録音:2015年7月10・11日(1)、2016年2月19・20日(2・3)
  札幌コンサートホールKitara  ライヴ録音
FOCD9725
定価¥2,800+税
衒いなき表現と堅固な構成による演奏で、音楽の根源を想起させるポンマー/札響。
CD第3弾は、2015年の首席指揮者就任定期でのシューマン、そして16年2月に演奏された2人のシュトラウス作品という、趣き深い選曲です。
ポンマーの生地、ライプツィヒで第1稿が初演されたシューマン作品、ウィンナ・ワルツから爛熟した欧州の「舞踏の歌」へと推移する両シュトラウスの音楽。後者ではKitaraの大オルガンの重低音と札響の精緻なアンサンブルが際立ちます。
マックス・ポンマー
1936年、ライプツィヒ生まれのドイツの指揮者。
ライプツィヒ音楽大学で指揮とピアノ、ライプツィヒ大学で音楽学を学び、博士号を修得。少年時代にヘルマン・アーベントロートに、その後1959年から1961年にはヘルベルト・フォン・カラヤンのもとで学んだ。ライプツィヒ大学音楽監督(1974-87)、ライプツィヒ新バッハ合奏団芸術監督(1978-87)、ライプツィヒ放送交響楽団首席指揮者(1987-91)、ハンブルク・カメラータ音楽監督(2001-11)などを務める。
その他スコットランド室内管弦楽団、セントポール室内管弦楽団、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、南西ドイツ放送交響楽団などの優れた楽団に度々登場、中でもモーツァルテウム管弦楽団とはザルツブルク音楽祭やスペイン、アメリカへの演奏旅行を行い、成功させた。2009年にはインスブルック・チロル州立劇場でブリギッテ・ファスベンダーによる新演出のワーグナー「ラインの黄金」を指揮した。
日本へは2008年、名古屋フィルハーモニー交響楽団を指揮して以来、定期的に訪れるようになった。これまでに札幌交響楽団、山形交響楽団、群馬交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団を指揮。2015年4月、札幌交響楽団の首席指揮者に就任した。
ポンマー=札響 CDラインナップはこちら
FOCD9726.jpg
ドビュッシー:
 ベルガマスク組曲
 版画
 子供の領分
ショパン:
 バラード 第4番 ヘ短調 Op.52
 舟唄 嬰ヘ長調 Op.60
収録:2016年4月5・6日 ヤマハホール
FOCD9726
定価¥2,800+税
微細な打鍵と鋭敏な知性による比類なき藤井一興の演奏。彼が持つ音色のパレットは、ピアノという存在を超え、そして堅牢な構成力をもって作品の本質を明らかにします。
本CDは、初期−中期のドビュッシー2作品と、創作の絶頂期にあったショパンの2曲を収録。円熟の演奏で魅了します。
藤井一興
東京に生まれる。東京藝術大学3年に在学中、フランス政府給費留学生としてフランスに渡り、パリ国立高等音楽院を作曲科、ピアノ伴奏科共に1等賞で卒業。また、パリ・エコールノルマルでピアノ科を高等演奏家資格第1位で卒業した。
 メシアン国際音楽コンクール第2位(1位なし)、クロード・カーン国際コンクール第1位大賞、モンツァ国際コンクール第1位など、数々の国際ピアノ・コンクールに入賞し、内外の注目を集める。世界各地、日本国内にてリサイタル、室内楽、コンチェルトの他、フランス国営放送局を始めとするヨーロッパ各地の放送局や日本のNHK等で多くの録音、録画など幅広い活動を行っている。
 レコード・CDも武満徹作品集、ヴィシネグラツキー作品集、メシアン作品シリーズ等30枚以上を発売。現在、東邦音楽大学教授、東邦音楽大学総合芸術研究所教授、東京藝術大学講師、桐朋学園大学特任教授。
藤井一興のCDラインナップはこちら
FOCD2581.jpg
ほとんど編曲された第三番 (2014)
太田真紀 ソプラノ 山田岳 ギター ユケーイルン・オコナー 助演
貧富の差はどこから来るのか (2015)
足立智美 パイプオルガン、おもちゃのキーボード、コンピュータ
おすてろこむさ (2006) 足立智美 声
あなた5 (2001) 足立智美 声
詩篇 (2012) 足立智美 声
ぬぇ (2016) 演奏者多数
古代中国の実験音楽 ~楽経から~ 第一番+第二番 (2014)
東京現音計画
耳を閉じてください (2016)
FOCD2581
定価¥2,427+税
助成:野村財団
「日本レコード界の鴨長明」とも評されるフォンテックが四半世紀に渡って継続する「現代日本の作曲家」。シリーズ第51集の登場です!
早稲田大学文学部哲学科在学中の1993年より活動を始めた足立智美は、作曲、即興演奏、パフォーマンス、現代音楽作品の演奏、自作楽器の制作など、幅広い領域で活動しています。作曲家としては、小杉武久や刀根康尚らの「グループ音楽」など、いわゆるポスト・ケージ的実験音楽の系譜に連なる足立ですが、ヴィデオや写真による活動もおこない、その映像作品がヨーロッパのいくつかの映画祭で上演されるなど、ダンス・美術・映像といった隣接領域の芸術家との横断的な共同作業でも知られています。その作品は、技法やスタイルの流行を超え、多彩で個的で奇矯であることを恐れずに「特異であることが普遍につながる」道を探そうとする姿勢に貫かれた「現代の音楽」として、ジャンルを超えた、静かな、熱い注目を集めています。
「このCDには私が比較的近年作った、なんらかの形で記譜された、音を主要な要素とする、作品が収められている。つまりここには私の活動の大きな部分を占める、即興演奏や、ヴィデオや身振りを本質的な要素とする音楽作品は入っていない。また過度に「記譜」の概念を拡張した、自作楽器の録音も入れなかった。逆に、以上の要件を満たしていれば、必ずしも音楽と区分される必要のないものも収録されている。自作楽器による音楽は《記譜法としての境界面》(naya records)、1990年代後半から2000年代のはじめにかけて大量に作曲した訓練されてない声のための作品は《Adachi Tomomi Royal Chorus Yo》(Tzadik)に収録されているのでそちらも聴いて欲しい。
わたしがこのCDと、ここに収められてる作品でやろうとしたのは、ときにはその範疇を超えながらも、作曲という行為の意味をCDという(おそらくその役割を終えようとしている)媒体を通して考えるということ以外の何物でもない。」(足立智美)
「現代日本の作曲家」シリーズのカタログはこちら